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福田康夫の品性下劣

2007/08/07 12:39

 

 福田康夫氏が首相になれば、“アメリカの田中均”クリストファー・ヒル氏とピッタリ息も合い、拉致問題は棚上げの方向で動いていくだろう。
 1994年の第一次北朝鮮核危機の際は、「先制降伏」を信条とするジミー・カーター元大統領が、重要局面で舞台に躍り出てきて、アメリカが大きく宥和的方向に舵を切ってしまった。
 福田氏が、外交理念においてカーターより優れているとは到底思えない。
(以上、07/9/13 付記)

 産経の阿比留瑠比記者が、ブログで、安倍首相が続投を決めた要因として、福田康夫に後を襲わせてはならないとの思いがあったろうとした上、福田の過去の問題言動を整理している。
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/258174/
 阿比留記者が触れていない事例中(多すぎて、もちろん全部には触れられないだろう)、私が特に怒りを覚えた福田の発言を一つ挙げておきたい。
 あれはたしか、2002年10月にフジテレビが、横田めぐみの娘、キム・ヘギョンさんの独占インタビューをした直後だったと思う(とにかく、ヘギョンさんの写真か映像が流れた時だ)。
 定例記者会見で感想を聞かれた福田官房長官(当時)が、横田夫妻に言及し、「いやあ。おじいちゃん、おばあちゃん、嬉しそうでしたね」と、下卑た笑いを浮かべつつ、例によって落ち着かない目つきで記者の反応を窺っていた。実に醜悪な光景であった。
 横田夫妻が、当時(そして今も)、ヘギョンさんと自分たちを取り巻く状況について複雑な思いを抱いているのは明らかだった。
 孫娘にはもちろん会いたい、しかし会いに行けば北の謀略にさらされる、ヘギョンちゃんは可愛いが、北のシナリオのままに演じさせられているさまは不憫でならない。
 横田夫妻が北に行けば、ヘギョンさんは、、「お母さん(めぐみさん)が死んだことは間違いない。日本にいるおじいさん、おばあさんが、共和国を非難する運動に関係していると自分の将来はない。どうか運動から手を引き、時々私に会いに来て欲しい」などと発言させられるだろう。
 多少なりともまともな神経を持った人間なら、横田夫妻に対し、「(ヘギョンさんの姿を見て)おじいちゃん、おばあちゃん、嬉しそうでしたね」などといった声は掛けられないはずだ。
 福田は陰険な男だが、計算高く、決してバカではない。
 記者会見であのような発言をしたのは、北朝鮮当局と暗黙のうちに協調し、横田夫妻を訪朝させて、拉致問題に幕引きしようと思っていたからだろう。
 私はあのとき改めて、福田康夫という男がいかに品性下劣であるかを実感した。
 間違っても、首相はおろか、閣僚にもしてはならない人物である。

カテゴリ: 政治も  > 外交    フォルダ: 政治家論

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